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Fly Fishing Outfitters & Cafe


by private-north
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ハックルスタッカー

先日Oさんが来て、店に積んである昔のフライの本を取り出して何やら調べはじめた。
聞けばフライタイイングで確認したい事があるらしい。
横から覗いてみると、ハックルスタッカーと言うフライを見ていた。
昔はよく使っていたが、ふと思い出して再度巻きたくなったらしいのである。

ちなみにこのフライはボブ・クイッグリーさんが考案したフライだそうです。
自分は80年代からフライフィッシングをしているが、全く知らないフライだった・・・
結構有名なフライらしいのだが・・・まだまだ未熟だなと反省してます。

そこで自分でも巻いてみた。


ハックルスタッカー_d0261148_15440404.jpg

パラシュートを巻く要領で巻いていくが、最後にハックルを全てソラックスの上に持ってくるので、
ポストは長めにした。(テールにした素材をそのままポストにしてもいいらしいが、今回はテールに
ムースホックを使った。ポストにするには細すぎるので、少なめのエアロドライを跡付けした。)


ハックルスタッカー_d0261148_15440026.jpg


ハックルスタッカー_d0261148_15435737.jpg


ポストにハックルを巻く際に、上からこのようにポストが引っ張ってあると非常に巻きやすい。
パラシュートツールと言うが、今まで使った事がなかった。
普通のパラシュートではポストが太いので、ツールが無くても大丈夫だったが、
今回のフライではポストは細いので、このツールは便利極まりない。
ポストが細い方がいい訳は後ほど・・・。

ハックルスタッカー_d0261148_15435584.jpg

ポストにハックルが巻き上がったら、ポストをソラックスの上を這わせ、アイ側に持ってきて留める。
最後はソラックスカラーのファーをスレッドに少し撚り付けて、ヘッドにする。
このときに、ポストが細い方が綺麗に収まるのである。

ハックルスタッカー_d0261148_15435251.jpg

仕上げはこんな感じ。

今回はオオマダラカゲロウのダンにした。
この辺の川での釣りにはかなり重要なカゲロウ。
ボディは少し赤みがかった感じ・・・本物のオオマダラの少し太めのボディは魅力を感じるね。
昨年はこやつのハッチに出合い、凄く良い釣りをした事があった。


ハックルスタッカー_d0261148_15434916.jpg
フィッシュアイを使った水中からの見え方。

浮力は自分なりに検証してみたが、パラシュートパターンとさほど変わりは無いように思えた。
ボディ素材にファーよりもクイル素材を使った方が水分を吸収しなくていいが、細身のボディになってしまう。

ハックルスタッカー_d0261148_15434381.jpg
リアルさを取るか、浮力をとるか?

来シーズンはハックルスタッカーを使って釣りをしようと思う。
吉とでるか凶とでるか・・・
とりあえず解禁まで3ヶ月です。


ハックルスタッカー_d0261148_15434681.jpg
Oさんが作ってくれたタイイングの台。
テーブルの上にバイスをそのまま置いてタイイングすると、目線がかなり下になり姿勢が非常に悪くなり疲れやすくなる。
タイイングする場合、フライとの目線は水平より少し下がる位が姿勢も悪くなりにくい。
こんな台があればかなり楽になる・・・おまけにパラシュートツールも付けてくれた。
杉の丸太をチェーンソウで形造り、火で炙って仕上げたそうです。
Oさんありがとうございました。





お知らせ・・・12月4日(日曜日)毎度お越し頂いていますフライマテリアルのスイートフィッシュさんの即売会を行います。
時間は2時位からになります。宜しくお願いします。



Private North
P.n Caf’e





by private-north | 2016-11-29 17:46 | Flies | Comments(0)