「MOSTLY BAMBOO」ふらい人書房新刊発売!
2020年 11月 09日
今回は「鱒虫釣人戯画」につづく、本年2冊目の新刊のご案内です。
タイトルは「MOSTLY BAMBOO」です。バンブーロッドを中心に日本のフライロッドメーカーを18メーカー紹介しています。ただし本編(357ページ)の言語は英語で、米国を中心とした欧米のフライフィッシャーに向けた書籍です。といっても書籍のおよそ⅔ほどが写真なので、日本の読者のために付録として日本語翻訳版を付けます(約150ページの予定。まだ翻訳作業中ですが、英語版とはあえて若干内容を変えて書いています)。
母国語ではない言語で本を出すのはチャレンジを超えてほとんど暴挙であることはわかっています。でも誰もやらないからやります。グローバルスタンダード・レベルまで成長した日本のフライロッドだというのに、その大半は世界のふらい人たちにほとんど知られていません。トヨタやホンダやニコンやキャノンのように、世界に向かって羽ばたいて良いはずなのに、世界に向けた情報が少な過ぎて、日本のフライロッドが良いらしいという程度の情報しか伝わっていないことをアメリカで釣りをしていると痛感します。これは翻訳される小説が少ないためにノーベル賞を受賞するアジア圏の作家が少ない事実と似通った事情に思えます。
フライフィッシングの世界ではリーダー、ティペット、フックなどの消耗品は圧倒的に貿易黒字国ですが、ロッドやリールという花形商品は貿易赤字どころが、鎖国してるんじゃないかというレベルです。このイビツすぎるバランスをなんとかするための情報発信をしないと、いつまで経っても日本のフライフィッシング世界自体が世界に認知されません。フライフィッシングも典型的なガラパゴス状態なんです。そう思って清水の舞台どころか、スカイツリーのてっぺんから飛び降りるような気持ちで企画したのが今回の新刊です。アメリカやイギリスなどの英語圏だけではなく、ヨーロッパやアジア圏の人々でも興味さえあれば、なんとか英語でも読んでくれるのではないかと期待しています。
発売予定日は12月16日(水)、定価は4,900円+税です。英語による本編+付録(日本語翻訳版)の2冊セット本です。本編は白黒319ページ(白黒写真269枚)、カラー38ページ(カラー写真19枚)、付録の日本語翻訳版は約150ページ(予定)には写真はなく、本編に対応するページ数を記載して、読者が簡単に写真と付き合わせることができるように工夫しています。やや変則ですが表紙が横版で、本文は縦版です。(ふらい人書房)
という事でPnでも予約を受け付けたいと思います。期間は12月8日(火)迄にお電話又はメールにて受付いたします。もちろんご来店も歓迎です。
宜しくお願い致します^^/
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冬眠に入るフライマン
at 2020-11-10 08:23
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1冊お願いしたいけどいいですか?
0
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private-north at 2020-11-13 12:15
冬眠さん了解しました^^/
by private-north
| 2020-11-09 14:18
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Comments(2)